骨密度検査について

健康寿命って知ってますか?

自立した日常生活ができる期間を意味します。日本人の平均寿命は世界最高水準ですが、健康寿命は平均寿命に比べて男性で9.13歳、女性で12.68歳も短くなっています(厚生労働省「厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会資料」より)。つまり、男性で9.13年間、女性で12.68年間、支援や介護が必要になるということになります。

介護や支援が必要な状態になる原因として「運動器の障害」が挙げられます。関節疾患や骨折・転倒により要介護・要支援となってしまうことが多いんです。

 そういった状態にならないようにするには筋肉量を減らさないことが大切です。また、筋肉量の低下は骨粗鬆症のリスク増加と関連しています。

骨粗鬆症について

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して骨折しやすくなる疾患です。骨密度の測定と、レントゲン検査による骨折の有無により診断されます。

 

骨密度を測定する検査には、主に以下のような方法があります。

1.X線の吸収率を用いる方法

DXA法(Dual energy X-ray Absorptiometry、二重エネルギーX線吸収測定法)

SXA法(Single energy X-ray Absorptiometry、単一エネルギーX線吸収測定法)

2.CTを用いる方法

QCT法(Quantitative Computed Tomography、定量的CT法)

pQCT法(Peripheral QCT、末梢骨QCT法)

3.X線フィルムの濃度を測定する方法

RA法(Radioabsorptiometry、DIP法、MD法など)

4.超音波を用いる方法

QUS法(Quantitative Ultrasound、定量的超音波法)

現在、骨粗鬆症の診断およびモニタリングのスタンダードはDAX法による腰椎の検査です。

当院では以前より超音波を用いた骨密度の測定を行っていましたが、

この度、GE社製全身用X線骨密度測定装置 PRODIGY Fuga Advance を導入し、

DXA法による骨密度測定が可能となりました。

 

GE社製全身用X線骨密度測定装置 PRODIGY Fuga Advance

この装置、測定できるのは腰椎の骨密度だけじゃないんです!

  1. 腰椎、大腿骨頸部での骨密度測定

  2. 全身骨密度と体組成:全身各部位の骨密度とともに、体組成計測(脂肪量、非脂肪量、骨量)の計測が可能

  3. 膝関節の骨密度:膝関節の骨密度に加え、人工膝関節置換術後の骨密度によるモニタリングが可能

  4. 人工股関節計測:人工股関節置換術後のステム周辺の骨密度を計測

  5. 脊椎椎体計測:高画質で各椎体の変形状態を確認することが可能

  6. 大腿骨強度解析

  7. ハンド計測:手部の骨密度を計測

DXA法による骨密度検査の流れ

 測定部位に金属等がないように、場合によっては検査服に着替えていだだきます。

 装置のベッド上に寝ていただき、位置を合わせます。

 装置が移動しながら測定をしていきます。息を止める必要はありませんが、動かないようにしてください。

 検査は撮影部位によって異なりますが、5~10分程度で終わります。

 

 *放射線による被ばくは非常に少ないですが、妊娠中あるいは妊娠が疑われる方の検査はご遠慮ください。

こんな方はぜひ検査を受けてください!

 ・骨粗鬆症が心配な方(特に女性は加齢とともに骨がもろくなるリスクが高まります)

 ・骨粗鬆症の薬物治療をしている方

 ・ステロイド等の薬物治療による骨密度減少が心配な方

 ・サルコペニア(筋肉量が低下し、筋力または身体能力が低下した状態)

      ロコモティブシンドローム(運動器症候群;運動器の障害のために運動機能の低下をきたした状態)が心配な方

 ・全身の筋肉量が知りたい方(アスリート、ジムで鍛えている方)

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